Beyond Description

コトバにできないことも、コトバに。

スカパーコピーに、頭を絞る #スカパーコピー書いてみた

#スカパーコピー書いてみた、とは

前からトライしてみたいと思いつつ、先延ばしにしっぱなしだったやつ。

「#スカパーコピー書いてみた」のキャンペーン。

スカパーのPRアカウント(スカパー!PR (@sptv_PR) | Twitter)をフォローして、#スカパーコピーを書いてみたのハッシュタグと共に、自分の考えたコピーをツイートするだけのコピーライティングコンテスト。

今日の23:59が締め切りということなので、慌てて考えてみた。

気をつけたこと

基本的には気のおもむくままに書いてみた。

が、書く前に「#スカパーコピー書いてみた」でTwitterで検索して、投稿されたコピーを眺めた上で一応気をつけたこともある。

一言で言うと、

本当に広告に使えるようなコピーにする

ということ。

相当な応募数がある中で受賞することは難しいとは思いますが、
やるからには本気で賞を獲るつもりでやった。

さらにブレークダウンするとこういうことかと。

①スカパーを少しでもdisらない

実際に広告で使うわけなので、いくらキャッチーでも、スカパーにネガティブな印象を与えるようなことは避けた。

②「スカパー」という言葉を出さない

企業感を匂わせすぎると、実際顧客に届かなくなると思うので。

③他の何かをdisらない

スマホなり、アベマなり、他のアクティビティを下げるような要素はできる限り入れないようにした。

④家族の要素をしっかり入れること

「家族とテレビを見ているときに起きたことや、感じたこと。
そんな「あるある」をコピーにしてください!」とこのキャンペーンのwebサイトにあるので、家族×テレビという軸からは当然ぶれないように心がけた。

 

実際投稿したコピー

twitter.com

実際にこのブログのTwitterアカウント(すごく前に作った)でコピーを投稿してみた。

以下、上にあるほど自信がちょっぴりあるやつ。

こたつと家族とテレビと。幸せの材料は案外かんたんに揃う。

けっこう良くないか、これ。

最近提唱している「幸せのハードル、世間が思っているより断然低い説」をもとに書いた。

「あんたの好きな俳優出てるよ!」は、世界で最も愛のある通知だと思う。

うまいこと言ってる感があるのに、あんまりうまくないやつ。

disらない程度にスマホのネガティブかつドライな要素をピックアップして、テレビとの対比を生み出せないかなと考えて、たどり着いた。

泣いてる娘が、涙で見えない。

映画を観ている家族のエモーショナルな場面を描こうとしたもの。

涙を伴うような激しい感動・感情の共有を、想像をかきたてるような遠回りな表現でつくったつもり。

(こんなに感動できる映画をご存知でしたら、教えてください)

流行りのギャグとお父さんとの間には、半年間の時差がある。

あるあるを単純にひねった表現で描いたもの。

「ギャグって、ブームがすぎたあとにお父さんがやりだすよね」という共感を求めた。

気恥ずかしいキスシーンでぎこちなくなる父が、私はけっこう好きだったりする。

キスシーンとかベッドシーンって家族の連帯が試さる。

あと、人それぞれ自分なりにやり過ごし方があったり。

私は下を向いていた。

照れてるお父さんって、実はかわいい。

そんな想いを描いてみた。

なぜだろう。つまらないお笑い番組も、笑い上戸の妻と観ると笑えてくる。

これも私にとってかなりのあるある。

笑い上戸な人と観るお笑いっておもしろいよね。

そう思うと、テレビが面白く観られるのも家族のおかげなのかもと思ったり。

我が家は浮気OK。ただし、テレビの中の人とだけ。

これは、最初の文で反感や違和感を狙ったやつ。

テレビの中の女優さんや俳優さんに惚れちゃってる系のコピーが多そうだったので、反感のフィルターでフックを作ってみた。

(以下、スルー)

けんかするほど仲がいい。 チャンネル争いするほど仲がいい。

家族の事件は、だいたいテレビの前で起こる。

「あんたの好きな番組、録画しておいたから」 母さん、年末年始じゃ見終わらないよ。

ケーキ入刀がはじめての共同作業なら、 テレビ鑑賞は最後の共同作業かもしれない。

家族の事件は、だいたいテレビの前で起こる。

 

感想

とにかく楽しかった。

個人的に、人間がクリエイティブなことに取り組もうってなったときに、手っ取り早いもの二強の一つがコピーライティングだと思っている。

簡単という意味ではなく。普段操っているはずの言葉をそのまま使えば、誰でも参加権があるという意味で。

むしろ、皆が普段使っている言葉をそのまま使うからこその難しさもあると思うけど。

(もう一つは写真。シャッターを押す力さえあれば誰でもアーティストになれる)

コピーライティングのコンテストがあったらチャレンジしてみようかなあと思った。