アウトライナーでのライフログに使っているハッシュタグを紹介する
アウトライナーのDynalistで、バレットジャーナル風にライフログをやっている。
きっかけはこの記事だ。
アウトライナーとは
アウトライナーは、物事を構造化するためのツールだ。
主には、文章を書くために使われることが多いのだと思う。文章の骨子(=アウトライン)を見出しだけで組み立てる。
その見出しに含まれる中身を書く。中身を書いているうちに考えが変わったので、アウトラインを変える。
こういった文章を書いている最中の相互作用みたいなものを反映できる点にメリットがある。
もちろん、構造化の機能の強みを、文章を書くこと以外にも活用できる。
ライフログとは
ライフログとは、一言で言えば宗教だ。
もちろん、普通に説明すれば、ライフログとは、生活のすべてを記録していく、1日よりも短い単位で詳細につける日記のようなものだ。
だが、生活や思考のすべてを記録することでより良い自分になっていけるというその根底にある思想こそが、ライフログの肝である(と個人的に思っている)
熱心な教徒である私は、Evernoteはもちろん、Google Keep、紙のノートなどさまざまなツールを使って、この数年間ライフログに取り組んでいたのだが、
しっくりくるツールがなかった。
前述の記事との出会い
そんな折に出会ったのが、上記の記事である。その少し前からアウトライナーには親しみがあったのだが、それをライフログに使うという発想は一切なかった。
実際にやってみると、上手くいくし、続けやすいし、楽しいのだ。
というわけで、現在はアウトライナーのDynalistでライフログをとっている。
ライフログにおけるハッシュタグの重要さ
ということで、もしライフログなるものに興味を持ったらぜひ上記の記事を参考にして始めていただきたい。
とすると、この記事の存在意義がほぼなくなってしまうので、自分なりのこだわりポイントを説明したいと思う。
ライフログにおける難しさは、記録した情報を未来で活用しにくいことにある。
要は、全然見返さないのだ。
そのために、ライフログであとから見返した情報には、ハッシュタグをつけよう。
ハッシュタグで似たような情報たちを紐づけておくのだ。
マイハッシュタグたち
私が現在使っているハッシュタグは以下のとおりだ。
- #まとめた情報
- #観たい映画
- #読みたい本
- #観た映画
- #読んだ本
- #生活プチ改善
- #思ったこと
- #やりたいこと
- #いつかほしいもの
- #マストで買うもの
- #残しておきたい言葉
- #つかいたい英語フレーズ
- #気になった記事
- #お役立ち
- #行きたい場所
軽く解説していく
#まとめた情報
これは、何かしらの考えやある程度まとまった文章をライフログに書いたときに使う。
前述の通り、アウトライナーは構造化された文章を書いたり、考えをまとめることに適している。
なので、ペンでコピー用紙のようにメモするように、アウトライナーにメモをすることがある。
後に見返して一定の価値がありそうだと思ったらこの#まとめた情報のハッシュタグをつける
#観たい映画 #読みたい本
もしあなたが、読みたい本リストのようなものを作っているとしたら、自分が過去にリストに入れた本を見て、
「なんやねん、この本は今全くよみとうないわ」と思った経験があるはずだ。
過去に読みたい本をアマゾンのショッピングカートに放り込んでいた時期がある。
さかのぼっていくと、こんな並びの部分があった。
当時の私は、哲学者を志していたのだろうか。
なお、この類の本を読み終えた経験はほぼない。
このように、読みたい本を記録しても、いつ頃、何を思って記録したのかわからなくなってしまうことがある。
ということで、ライフログに#読みたい本(映画も同様)というハッシュタグとともに、何を思って読みたくなったのかをその1段階下の項目で記述しておくと良い。
#観た映画 #読んだ本
映画を観終えたり、本を読み終えたら、その作品のタイトルをこのハッシュタグと共に記入する。
ちょっとした感想やメモを書きたくなったら、1段階下に書いておくといい。
#生活プチ改善
昔やっていた良い習慣(それが、寝る前の歯磨きであれ、6階のオフィスまで階段で上がるであれ、なんであれ)が、ふと気づいたらなくなっている、
そんな経験をしたことはないだろうか。
人生を1歩ずつ良くして、できる限り後退を防ぐためにこのハッシュタグはある。
何かよい習慣や行動をするようになったら、このハッシュタグと共に記入し、
たまに見返そう。
#いつかほしいもの
ルンバとか一眼レフとか、いつかほしいものがあったら書く。
#気になった記事
これは役に立つと思った記事をはてなブックマークやブラウザのブックマーク、Pocketで保存しようとしたことがある方がいるはずだ。
だが、#読みたい本同様、なんで俺はこれをブックマークしたのだろう?と分からなくなる経験をしたはずだ。
だから、気になってあとで読み返したい記事は、このハッシュタグと共に何を面白いと思い、保存したのか、ライフログに記入しておく。
#マストで買うもの
牛乳とかゴミ袋を買わなきゃってなった時に使う。
プラスαの工夫
これらのハッシュタグは、パソコン・スマホに単語として辞書登録しておくと良い。
ライフログの記入が捗る。
こんな感じ。
まとめ
私が使っているハッシュタグについて述べた。
最後に言っておきたいのは、ハッシュタグはかなり重要であるということ。
ハッシュタグをどのように組むかが、ライフログをどのように使うかを規定し、
ライフログの使い方が、人生をも規定しかねない。
なぜなら、ライフログに記入した事柄は生活にフィードバックされていくからだ。
たとえば、#生活プチ改善というハッシュタグを作ったならば、すでに持っている良い習慣を失わずに、新たな良い習慣をどんどん獲得していけるようになる。
つまりは、自分にとって何が大切なことなのか、を考え、自分なりにハッシュタグを組むことをあなたにおすすめしたい。
あなたが感謝を大事にしていこうと思うなら、#ありがたいと思ったこと、というハッシュタグを作ってもいいし、
クリエイティブ系の仕事をしていて日常生活の中で浮かんだアイデアを大事にしていきたいなら、#アイデアというハッシュタグを作るべきだろう。